めくるめくメルク丸

行為は無為よりも、ほんの少しだけ優れてゐる。(バガヴァッド・ギーター)

頼むからマリテニエース買わせないでくれ

唐突だが、今日は何の日か?

そう、『マリオテニス エース』(Switch)の発売日である。

マリオテニス エース - Switch

マリオテニス エース - Switch

 

ぶちまけた話、今、俺はこのゲームが猛烈に欲しい。起き抜けからこのゲームのことを考えてそわそわ悶々している自分を認めないわけにはいかない。

こうなったら直接DL(ダウンロードです、念のため)しちまうか……とも考えたのだが、今後、ハマりすぎて日常生活に支障を来たしそうになった時、「GEOに売る」という選択肢を考えると、たとえ購入するとしてもパッケージ版にしないわけにはいけない。だからDLはNGだ。

先日行われた先行体験版では、たった数時間のプレイにもかかわらず、予想以上に熱い時間を過ごした(余談だが、どうして先行体験を発売日から1ヶ月近くも離して行ったのだろうか?発売日直前の方がずっと体験者の購買意欲をかき立てたと思うのだが……テストプレイ/デバッグ目的だったのか? 釈然としない)。

さて、今作。もはや「テニスゲーム」の領域を越えてしまっている(いや、以前から越えていたのだが「より越えた」というのがより正しい物言いかもしれない)。

先行プレイした多くの方が、Twitteなどで「めっちゃ面白いが、もはや対戦格闘ゲームだろ、これ」などと評しているのを多々目にした。

「もはや対戦格闘ゲーム」。それはいったいどういうことなのか?

たしかに、僕がこのマリオテニスエースをプレイしていた時、もっとも近しく感じたのは所謂「テニス」ではなかった。それは昨年発売され、今なお盛り上がっている比類なき(という物言いは今後も多用すると思うが、それは愛読する某ゲー道ブログの影響であるということはあらかじめ述べておくべきだろう)対戦格闘ゲーム『ARMS』であった。このゲームには自分としては奇妙なほどのめり込んだし、リアル大会にも参戦したし、今なお続けている希有な「対戦格闘ゲーム」である。それは認めなきゃならない。

ARMS - Switch

ARMS - Switch

 

 『ARMS』はテニスとボクシングの本質部分を「格闘ゲーム」という形でパッケージングすることに成功したじつに希有なゲームと思っている。そして、うまく説明できないくらい面白い。ARMSの比類なき面白さについてはまた別の機会に述べたいと思ってる。あるいは述べないかもしれないが。

さて雑記らしく、またまた話は変わるのだけど、WiiUでリリースされた『Wii Sports Club』というゲームをプレイした方はいらっしゃるだろうか?(たぶんいらっしゃらないと踏んでいるのだが)

Wii Sports Club - Wii U

Wii Sports Club - Wii U

 

このゲームに収められている「テニス」は、ずいぶん長いこと僕の友だちだった。少なくとも3年くらいは断続的にやってたかもしれない。週末、待ち合わせてテニスするOLネッ友(都内在住)もできたよ。それはまあ、さて置き。

「Wiiリモコンをラケットに見立て、振り合う」ただそれだけのゲームなのに、そこには確かに「テニス」の愉しさの本質がぎゅっと凝縮されていたように思う。僕は『Wii Sports Club』のテニスこそ、FC(ファミリーコンピューターです、一応)『テニス』の正当進化作と信じている。今は過疎ってて、プレイする意欲はあまり湧かないけど。

この『Wii Sports Club』のテニスに比べて、『マリオテニス エース』の操作はずっと複雑だ。初めてプレイする方は、全ての操作を憶えるだけでもまる1日くらいかかりそう。さらにそれが「身に付く」には、日々、果て無き研鑽を積む必要があるだろう。

そうして『マリオテニスエース』をときに愉しく、ときに苦しみながらプレイして得られるものはいったい何か?

優越感?

「己はこのゲームにのめりこんでいる」という熱い濃い実感?

「対戦」という媒介を通じた他者とのコミュニケーション?

腕を上げ、ランキングで順位が上がっていくという成長/承認欲求の満たされ?

うん、それらはじつに魅力的な要素たちだ。日常生活で簡単に得られるものではない。

しかし、僕はこの『マリオテニス エース』に費やすであろう時間をまだ見ぬ未知のゲームたち、あるいはこれまで見過ごしてきたゲームたちをディグる時間に費やしたいと思っている。たとえ、それらが肌に合おうと合うまいと。

だから。今作『マリオテニス エース』は購入しないことになりそう。意識的スルーってやつ。時間は有限であるから。生は幽玄であるから。それが結論か?

いや、そんなこんなはこの際ばっさりと払いのけ、今から近所のGEOにマリオテニスエース買い求めに行くべきしれない。

だって今は今しかないのだから、熱あるうちに、そのボールをスマッシュ!するべきなのかもしれない。

本当にそうなのか? ああ、今はまだ全然わからぬ。恐るべし、マリテニエース。後生だから、俺に買わせないでくれ。